わたしは老眼&遠視。
細かいものが見えづらく、手作りするときは拡大鏡を使っています。
いくつかの拡大鏡を使い分けてみるうちに、
作業内容に合わせて拡大鏡を選ぶのが一番!
だと気づき、最近では「アーム式拡大鏡」にも興味を持っています。
最近、Amazonなどで目にする「アーム式拡大鏡」。
この写真のように、アームが長く、3か所ほど角度の調整ができるものです。

ライトが付いているものが多く、角度や高さも変えられる。
手芸や工作、プラモ作りにも、すごく便利そうです。
ただ、気になる点もありました。
- 設置スペースはどれくらい?
- レンズの倍率は?
- ライトの明るさは?
- そもそも、商品が多すぎてどれがいいのかわからない
たくさんあるアーム式拡大鏡をリサーチして、気になる点をチェック。
自分も使いたいおすすめの拡大鏡を選んだので、ぜひ参考にしてください
- 「アーム式拡大鏡」がおすすめな理由
- おすすめのアーム式拡大鏡3つ
- 失敗しないために、 購入する前にチェックするポイント
- アーム式拡大鏡が向いている人、向いていない人
ハズキルーペやスタンド式拡大鏡については、こちらの記事で説明しています。
1.「アーム式拡大鏡」が手芸などにおすすめな 3つの理由
最近良く見かける「アーム式拡大鏡」。
> 楽天 アーム式拡大鏡一覧
> Amazon アーム式拡大鏡一覧
3,000円〜5,000円前後の商品が多い印象。
手芸や工作におすすめのポイントを、まとめました。
自分の作業に役立つものかどうか、チェックしてみてくださいね。
1−1. ライト付きで作業中の手元が明るい
このタイプの拡大鏡は、ライト付きが多く、
拡大鏡の周りがぐるっとライトになっています。
なので、作業中に手元が暗くて困る、ことはないです。

別にライトを用意する必要がないので、手間とコストがかからないのも嬉しい。
明るさを変える「調光」機能は、すごく便利。
10段階に調整ができるので、作業によって細かく変えて、ちょうどいい明るさにできそうです。
(10段階調節と書いていながら、無段階調節とも書いてある商品が多いです)
1−2. 作業中にズレることがない
メガネ型拡大鏡など頭につけるタイプは、すごく便利なのですが
暑い日は、汗で滑ることもあります。
(参考) 手芸やプラモ製作が快適になるおすすめ拡大鏡。レンズ交換式メガネ型ルーペ
> 汗をかく季節はズレやすい(追記 2024/06/29)
アーム型拡大鏡は、設置型(商品によっては置き型)なので、
汗でずれることは、もちろん無し。
作業中に拡大鏡がズレるのは、地味にストレス。
なので、夏にクーラーがない部屋で作業している人には、特におすすめです。
1−3. 自分の作業に合わせられる、角度と高さ
アームが3か所ほど曲がって、角度や高さを変えられます。
なので、これひとつあれば、いろいろな作業に対応できるのが便利。

他の置き型拡大鏡だと、レンズ位置を高めにしたいときは、
拡大鏡を乗せる台を用意する必要があったり、
レンズ位置を低めにすると、バランスが悪く倒れてしまう、という事もあります。
アーム式拡大鏡は、アームの角度を変えることで、
刺繍など手に持って作業をしたい時は、高めにセット。
プラモの接着など、机に置いて作業したい時は、低めにセット。
それが、ある程度自由にできるのがポイント。
2.手芸におすすめのアーム式拡大鏡 3選
おすすめしたい拡大鏡を3つ選びました。
倍率やオプション、好みのものを選んでくださいね。
どの拡大鏡も、ライトは3つの色合いと10段階(無段階)の調光が可能です。
(商品説明に、10段階調光と書きつつ、無段階調光とも書いてあるもの多し)
それぞれ購入する時は、商品詳細を確認してください。
希望にあった拡大鏡に出会えますように!
(タイミングによって、品切れの場合があります。申し訳ない)
2−1.【レンズ倍率2.25倍】見やすい倍率のアーム式拡大鏡
2.25倍率のレンズで、歪みが少ないとのレビューがありました。
2.25倍なら、刺しゅうやプラモデル制作など、無理なく使える倍率だと思う。
Amazonでのレビュー数は、なんと1882件!(2024/12/19時点の情報です)
いろいろな意見があるので、参考にしてみてください。
このアーム式拡大鏡のレビューを見てみる > Amazonのレビューページ
おすすめポイント:ガラスレンズで歪みが少ない
\ゆがみの少ないガラスレンズ/

2−2.【 土台付き 】移動して使いたい人におすすめ
土台が付属されているので、テーブルの上にも置けます。
もちろん、天板をはさんでの設置も可能。
なので、使えるシーンがいろいろ。
このアーム式拡大鏡のレビューを見てみる > Amazonのレビューページ
おすすめポイント
台座にセットをすれば、気軽に持ち運んで使うこともできます。
複数の場所で作業をしたい人にぴったり。
商品説明に、台座の重さの記載はなかったのですが、「台座はずっしり重さがあります」というレビューがありました。
「アームの調整は簡単」「アームの硬さは調整できる」とのレビューもありました。
なので、作業中に拡大鏡の高さや角度を、片手で変更することもできそうです。
このアーム式拡大鏡のレビューを見てみる
> Amazonのレビューページ
気になるところ
アームが、25センチ×2と短めです。
作業場所と設置場所によっては、届かない場合もあるので、作業スペースのサイズの確認が大事。
アームの可動域について。
「広くて便利」という方と「見たい角度にならない」という両方のレビューがありました。
上の画像に、角度が書かれているので、自分の作業に必要な角度や高さをシミュレーションしてみるのがおすすめです。
レンズの倍率は「10倍」と書かれていますが、本当かどうか不明です。
このアーム式拡大鏡のレビューを見てみる > Amazonのレビューページ
\作業場が複数ある人にもおすすめ/

2−3.【アームが長い】作業場所が広い人におすすめ
広めのところで使いたいから、長めのアームがいいな
という方に特におすすめ。
作業場所と設置予定場所、作業スペースのサイズをチェックしてみてくださいね。
このアーム式拡大鏡のレビューを見てみる > Amazonのレビューページ
おすすめポイント
気になるポイント
この拡大鏡も「10倍の倍率」と書かれています。
レビューを見ると「10倍はない」という意見がちらほら。
この記事の、下にも書いたのですが、
> 【倍率】表示されているその倍率って本当なの?
10倍率じゃなくても使いやすければOKという人向き。
このアーム式拡大鏡のレビューを見てみる > Amazonのレビューページ
\長めのアームで、広めの作業場所でも使えそう/

3.【失敗しない選び方】 購入する前にチェックする7つのポイント
すごく便利そうで、使ってみたいアーム式拡大鏡。
でも、商品説明を見ると気になることが数点ありました。
自分に合わないものを購入してしまうと、使いづらかったり失敗してしまうことも。
気になる点を確認して、納得してから決めたいですよね。
3−1.【倍率】表示されているその倍率って本当なの?
わたしがいつも使っている拡大鏡は、倍率1.85~2倍です。
それで細かいところは十分見えます。
最近見かける「アーム式拡大鏡」は、倍率が8倍、または10倍と書いてあります。
「10倍」という倍率をみた、わたしの気持ちはこれ。
・・・えぇー?本当に~??? (¬_¬) (めっちゃ疑いの目)
「10倍」と書かれているアーム式拡大鏡のレビューを見てみると。

「10倍」派と「10倍じゃないよね」派にわかれていました。
同じ商品のレビュー内でどちらもいらしたので、
使用者の拡大鏡歴にもよるのかもしれません。
あちこちのレビューや商品説明を見ましたが、正直正しい倍率がわからなかった。
「10倍」と書かれた拡大鏡って、本当は2~3倍なんじゃないかなー?
さすがに10倍だと、使いづらいという人がもっと多い気がするなー?
< 結論 >(あくまでも個人的な意見です)
アーム型拡大鏡のレビューをいろいろ見ると
使いやすくて満足している人が多いです。
(レビューを信じれば、です)
なので
10倍じゃないかもしれないけど、
よく見えて、使いやすいんならOK
と思う人向きです。
10倍の倍率が必要!絶対!
という方は、ショップに正しい情報を問合せてから購入する方が良いと思います。
わたしは、10倍じゃない方がいいので、
2倍くらいだったらいいなーと思っていますw
3−2.【ピントが合う距離】倍率が高いとピントは近い
もしも拡大鏡のレンズが「倍率10倍」だったとしたら、
ピントが合う距離は、レンズから3センチ位先です。
レンズと作業する手元までの距離は、すごく近いかもです。
なので、手元を拡大したいという方なら、問題はなさそう。
下の画像のように、近い距離で作業をすれば、
問題なくピントをあわせられそうです。

(ちなみにこの写真の商品は、5倍、10倍、どっちの表記もあり。どっちなの…?)
10倍のアーム式拡大鏡で、机においたものをはっきり見たい場合は、
机の上に台などを置くか、猫背になるかの対応が必要かも?
作業する場所で、自分(目)、レンズ、はっきり見たいもの、
それぞれの距離を考えて、シミュレーションするのがおすすめです
拡大鏡の倍率についての説明は、こちらのショップさんのページがすごくわかりやすかったです。
3−3.【アームの長さ】設置場所から作業するところまでの距離
写真だけ見ると、どれも同じサイズ、同じ大きさに見えます。
でも、よく見るとアームの長さが結構違う。
「設置したい場所」と「作業したい場所」の距離、
アームの長さが違いすぎると届きません。
- 作業する場所のテーブルの厚さ(挟めるかどうか)
- テーブルの端から作業する手元までの距離
- アームを折り曲げられるスペースがあるか
- アーム式拡大鏡を取り付ける予定の場所から電源までの距離
などのチェックが必要です。
3−4.【アームの長さ】狭い場所では使いづらい可能性大
この拡大鏡は、アームが2~3か所曲がって、角度や高さを変えるものです。
(商品によって曲がる箇所の数が違います)
なので、曲げられるスペースが必要です。
極端な例では、
壁の横にピッタリ置いてある机の、壁側に設置しようとしても、アームが曲げられない!
ということになります。
(アーム式タブレットスタンドを買った時に、わたしがやった失敗…)
使いたい場所と、使いたい作業を考えて
ここに置くと、ここにぶつかるかな?
こっち向きだと、大丈夫か?
など、シミュレーションするのがオススメ。
3−5.【アーム】どこがどれくらい曲がるのかチェック
レンズの部分が動くもの動かないもの、
アームの関節の曲がり角度、商品によって違う場合があります。
レビューを見ると、
「◯◯の部分が動くと思ったら動かなかった」
という方もいらっしゃいます。
どこがどれくらい動くのか、
商品説明をチェックして、納得して購入すると失敗がないです。
3−6.【土台】クランプ(固定具)式か、土台付きか
上の写真のように、クランプ(固定具)で設置するものと、土台につけて置くものとがあります。
挟まずに置いて使いたい場合は、「土台付き」を選べばOK。
作業するところの近くに、
- テーブルや丈夫な棚など、設置できる場所があるか?
- 設置したいテーブルや机の厚さは?
(クランプで挟める厚さか?) - 設置したいテーブル・机の天板の形は?
(天板の門が丸まっていると挟めないことがあります)
など確認が必要です。
3−7.【ライトの明るさ】変調機能や明るさの表記を確認
アーム式拡大鏡のライトは、「3つの光の種類と、10段階の明るさ」を変えられるものが多いです。
明るさ調整は、自分好みの明るさにできてありがたい。
変調機能は、拡大鏡用というより、完成品の撮影に使えそうです。
ライトの明るさについて
ライトが付いているのはとっても便利ですが、「明るさの表記」のないものが多いです。
拡大鏡によって「72個の高輝度LEDライトを搭載」など説明が書かれています。
でも「◯◯ルーメン」などの数値の記載は見つからず。
すごく明るいライト付きの拡大鏡を探している場合は、確認が必要かもしれません。
ライトの色合いについて
アーム式拡大鏡にはライトの色合いを変えられるものが多いです。
(例:ホワイト/電球色/ウォームホワイト)
作業によっては、色合いを変えられるのは、便利ですね。
例えば、ネイルや色合いが大事なものを作った時、
ライトの色で見え方がかわるかチェック、など。
商品の表記と、実際の機能がちょっとズレている気がするものが多い「アーム式拡大鏡」。
そこを除けば、便利に使えそうな拡大鏡です。
クチコミやレビューを信じれば、便利に使っている人が多い印象でした。
拡大鏡を探している方は、商品説明とレビューを確認して、ぜひ便利に使ってみてくださいね!
アーム式拡大鏡が向いている人、向いていない人
便利なアーム式拡大鏡ですが、使う場面によっては別のタイプの拡大鏡がむいていることがあります。
どんな作業、どんな場所に向いているか、参考にしてください。
「アーム式拡大鏡」があっている人
こういう作業をする人に、ぴったりです。
作業中、ライトはかかせない
拡大鏡の周りにレンズがついているので、
手元を明るく照らしてくれます。
拡大鏡の他にライトを用意する必要がないので
ライトを使いたい人におすすめ。
手元以外を頻繁に見る人
- 横に置いた説明書を見ながら作りたい
- テレビを見ながら作業したい
そんな人にむいています。
メガネ型は手軽で便利ですが、目をすべて覆うので
手元以外を見ると、視界が歪んでしまいます。
なので、手元以外を見ることが多い人、
例えば、横に置いた説明書をちらちら見ながら作成するなど、は
アーム式拡大鏡のような、置き型(設置型)がおすすめ。
同じ作業をすることが多い人
今日は小さいパーツを使う作業、
次は、そんなに小さくないものを使う作業、と、
頻繁に対象の大きさが変わる作業なら、
倍率の違うレンズが付属しているレンズ交換式拡大鏡がオススメ。
> (参考) 手芸やプラモ製作が快適になるおすすめ拡大鏡。レンズ交換式メガネ型ルーペ
でも、使うパーツや作業が変わらない場合は、
同じ倍率で、同じ位置にレンズを固定できる
アーム型拡大鏡が向いています。
別のタイプの拡大鏡をおすすめしたい人
こんな人は、別の拡大鏡を検討してみてもいいかもです。
作業場所が複数ある人
設置型のアーム型拡大鏡は、テーブルとかにしっかり設置して使います。
なので、持ち運びには向いていません。
あちこちで作業をするので持ち運びたい
という方は、別の拡大鏡の方が便利かもしれません。
メガネ型なら、あちこち移動しても問題なく使えるので、そっちの方がおすすめ。
同じアーム式でも、土台付きタイプにしたり、
設置の取り外し?
全然手間じゃないよ
という人なら、土台付き拡大鏡でも大丈夫かも。
作業スペースがとても狭い場合
アーム式拡大鏡は、角度を変える時にアームを曲げて使います。
その「曲げる」ためのスペースがないと、
とても使いづらい、または使うことができません。
でも、使い方を工夫すれば、問題もクリアできそう。
こんな感じに、手前に持ってくるなら大丈夫!

土台付きで、曲げ方を工夫しても使えそう。

使わない時は収納したい人
こちらも、上の「作業場所が複数ある人」と同じ理由で、
取り外しの手間がかかります。
なので、取り外すのが面倒な方は、別の拡大鏡がおすすめ。
でも、
- 取り外しの手間が面倒じゃない人
- 土台付きのタイプ
なら、問題なしです。
【あとがき】相性次第で作業がもっとラクになるアーム式拡大鏡
アーム式拡大鏡は、作業や使う場所を選ぶ拡大鏡です。
でも、自分の作業スペースや、作っているもの、作業内容と相性が良かったときは、すごく便利なアイテム。
これを使うと、これまで作りづらかった小さなものや、なんとなく感じていた見えづらさのストレスも解消されるかも。
うちの使い方なら、アーム式拡大鏡は便利そうだな
と思った方、ぜひ使ってみてくださいね。
わたしは、Amazonなどで、アーム式拡大鏡を見るたびに、

便利そう!
ライトと拡大鏡の両方がこれひとつでOK!
と思うのですが、うちにはすでに拡大鏡が3つも4つもあります。
持っている拡大鏡のレビューはこちら。
> 刺繍や編み物、作業しやすい拡大鏡は?手芸向きルーペおすすめ7つ。



…は?また買うの?コレクター目指すの?
と家族に言われそうで、我慢しています。
でも、以前も我慢したはずのレンズ交換式の拡大鏡を買ったし。
アーム式拡大鏡は、固定して使いたいときにはすごく便利そう。
次に拡大鏡を購入するときは、きっとこちらのタイプを選ぶと思う。
拡大鏡を探しているかた、下の記事では
作業別のおすすめ拡大鏡や、作業別おすすめ倍率を紹介しています。
拡大鏡を便利に使って、趣味を楽しもうね!
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