上の画像の刺繍糸は、セリアの刺繍糸と刺繍メーカーの刺繍糸です。
さて、どれが100均セリアの糸で、どれが刺繍メーカーの糸でしょうか?
よく見ても、どれもツヤがあってキレイですよね!
思った以上に、セリアの刺繍糸のツヤが良かったので、糸を比較してみました。
購入の参考になったら嬉しい。
- セリアの刺繍糸と手芸メーカーの比較
- ツヤや刺し心地などの違い
- どんな時にどの刺しゅう糸を使えばいいの?
セリアの刺繍糸と、COSMOの刺繍糸の比較
この記事の上にある、刺繍糸を並べた画像。
4つの糸は、100均セリアの糸と、刺しゅう糸で有名な「コスモ」の糸です。
どれがどれかというと。
これの答えは、こう。
セリア・セリア・コスモ(手芸メーカー)・セリア
パッと見ただけじゃ、わからないですよね。
(え?わからないの、わたしだけじゃないよね?ドキドキ)
さらに、よく見たり、触ったりなど、比べてみました。
ツヤの比較
上の写真の通り、ツヤはあまりかわらないように見えます。
実際に袋から出して、手にとって見てみたけど、大きな違いはないように見えました。
どれもキレイ。
触った感触の比較
これは、全然違った。
コスモ(手芸メーカーの糸)は、柔らかくてしなやか。
セリアの糸は、悪く言えば固い、良く言えばハリがある感じ。
でも、使いづらいほど固いわけでもないです。
今回セリアの刺しゅう糸を3種類購入したのですが、
その中で「エジプト綿使用」と書かれた刺しゅう糸が、他よりも若干柔らかく感じました。
布に刺した時、布通りの感触
- コスモの糸は、滑らかにスーッと布に通る。
- セリアの糸は、少し引っかかりを感じる。
って感じ。
ただ、これは「比べたら、どんな違いがあるかな?」と意識して刺していたから気付いたのかもしれない。
「引っかかりがひどくて刺しづらい」とは、全く思わなかった。
ただ、自分は刺繍糸を三つ編みにして収納しているのだけど、
そこから糸を引いて抜く時に、セリアの糸たちはグチャッとなりがちだなとは思った。
これは、糸の摩擦が大きくて、一緒についてきちゃうせいかも。
何も考えず引き抜いたから、くっついてきたけど
ゆっく~り引き抜けば、その問題は解決しそう。
注意したいのは、刺している時に糸が絡まらないかどうかです。
今回この糸たちを使って刺したのは、小さい四角だったので絡まりはできませんでした。
でも、糸の摩擦が多いってことは、絡まりやすいのかもしれない。
使う時は、そこを注意した方がいいと思います。
サテンステッチをしてみた比較
サテンステッチの上手下手は、この際気にしないでくださいな…。
- チェーンステッチ(左)
- ロングアンドショートステッチ(四角左)
- サテンステッチ(四角右)
を刺してみました。
窓(光源)は画像上側です。
糸の配置は、下記の通り。
セリア ruche(タグの文字) 株式会社リュッシュ | セリア エジプト綿使用 Airo(タグの文字) 株式会社AXIA |
セリア Merry Hobby(タグの文字) 株式会社ツクリエ | COSMO(コスモ) 株式会社ルシアン |
ひっくり返してみた。
光源(窓)は、画像上側。
真上から見ると、こんな感じ(光源は写真上側)
サテンステッチの上から撫でてみたけど、そんなに違いは無かったです。
その中でも、やっぱりコスモは一番すべすべ。
でも、お値段の差を考えたら、そりゃそうかーって思う。
(セリア110円で2つ入り、コスモ100~150円くらい)
今回購入したセリアの刺しゅう糸3種類
今回セリアで購入した刺しゅう糸は、3種類です。
上にも書きましたが、真ん中の「エジプト綿使用」と書かれたものが、一番柔らかいように感じました。
裏の説明書き。画像はクリックすると大きくなります。
下の刺しゅう糸が、一番ハリがあるように感じました。
色はすごくかわいい!
花がらが多いセリアの刺しゅう図案は、この刺しゅう糸たちで作れそう。
結局どちらの刺繍糸を使えばいいのか?
2つ(または2色)入りで110円という価格なのに、ツヤなども良いセリアの刺しゅう糸。
100均セリアの糸と手芸メーカーの糸、
結局どっちを選べばいいの?
迷っちゃいますよね。
使い方ごとのおすすめの刺しゅう糸
わたしなら、こういう時はこっちを使うなーというのを考えてみました。
使い方 | おすすめの刺しゅう糸 |
---|---|
・今後も刺繍や手芸で使い続けたい ・少しでも使い心地にこだわりたい ・できるだけ刺し心地がいいものを使いたい ・糸が絡まるのは絶対にイヤ! | コスモなど手芸メーカーの刺繍糸 |
・今だけ使いたい ・とりあえず刺繍してみたい ・コスパの良いものを使いたい | セリアの刺しゅう糸 |
少しでも使いやすいものを使いたい場合は、手芸メーカーの刺しゅう糸をおすすめします。
使い勝手以外では、
- 刺しゅう糸の色数
- 今後もその色の刺繍糸が、お店にあり続けるかどうか
この2つが気になりました。
刺しゅう糸の色数
刺繍で何かを作ろうと思うと、多くの色が欲しくなるんですよ!
絵を描く時の、絵の具や色鉛筆と同じです。
赤でも、深い赤や明るい赤、青も、爽やかな青や紺に近い青など、いろいろありますよね。
そういうイメージに合わせた色が欲しくなった時、手芸メーカーの色数がやっぱり頼もしいです。
今後もその色の刺繍糸がお店にあり続けるかどうか
100均のグッズ、特に人気の毛糸とかは、あっという間に売切れてしばらく入手困難という事も多いですよね。
待っていれば入手できるならいいですが、いまあるだけで販売終了という事もあります。
作品を刺している途中で糸が足りなくなって、
買いに行ったら在庫がないとなったとき、別のメーカーの糸では色が違ってしまいます。
刺繍メーカーの糸も、色番が販売終了になることもありますが、入手困難になる可能性は100均よりは低いです。
なので、「今後も刺繍や手芸で使い続けたい」という方には、比較的安定して色が売られている、手芸メーカーの糸をおすすめします。
といっても、ツヤや使い勝手は悪くないので、
- 今だけ使いたい
- とりあえず刺繍してみたい
- コスパの良いものを使いたい
という方は、セリアの刺しゅう糸はおすすめです。
とっつきやすい方から、使ってみてください。
【おまけ】刺しゅう糸メーカーの刺しゅう糸たち
日本で買いやすい刺しゅう糸は、3つあります。
名前 | 特徴 |
---|---|
COSMO(コスモ) | 株式会社ルシアン。日本のメーカー。 ふんわりした色合い。発色も良い |
オリムパス | 日本のメーカー。 パキッとした元気カラーなイメージ。 |
DMC | フランスのメーカー。 発色がキレイ。生地に色移りすることも。 |
この3つの中で、どれを選ぶかは。
家の近くに手芸店がある場合、そこで取り扱っているメーカーがおすすめ。
そうじゃない場合は、好みです!
色合いや、値段や送料、それらで選べばOK。
この3社のものなら、色もきれいで使いやすいので、失敗は無いです。
結局、買って使ってみないと、イマイチわからないですもんね。
それぞれ使ってみて、好きなものを揃えていくのも楽しいです。
\ふんわりカラーが好みならコスモ/
\元気カラーで刺したい人へ/
\上品な艶がステキ/
いろいろ使っているうちに、気づくとお気に入りのメーカーができてたりします。
わたしは、近所の手芸屋さんにコスモしか無いので「コスモ」メインです。
たまーに、ツヤが欲しい部分だけ、DMCを買ったりします。
「フランスの刺しゅう糸」ってだけで、気持ちが上がったりするw
ぜひ、セリアの刺しゅう糸や他のメーカーの糸を使って、
刺しゅうや手芸を楽しんでくださいね!